今回は広島港から20分ほどで行ける島「似島」を散策してきました。
安芸小富士(標高278.1m)という50分ほどで登れる山もあって、中国山地とは違って海の風に吹かれながらの登山も気持ちよかったですよ。行き帰りのフェリーも子どもたちには新鮮だったみたいで超おすすめです。
あるくのすけ
ヤッホーって叫んだよ
広島の子連れ登山、まとめてます↓
目次
広島港から20分~40分

訪れたのは広島港。フェリー乗り場。江田島、呉、愛媛県松山市などへのフェリーが出ています。江田島はフェリーで行くのも楽ですよね。ミカン狩りがおすすめ。

似島行フェリーはだいたい1時間に1本ぐらい。直通で20分。似島学園経由だと40分ぐらい。
大人450円、子供220円。(片道)自転車160円なので、自転車で行くのも良さそう。

今回は普通に似島港へのフェリーに乗りました。
お昼ご飯を山頂で食べるには8時半のフェリーが余裕があってよいけど、9時半のフェリーでも行けちゃいます。1時間ぐらいで登れるので。
後ほど説明しますが、「似島港」からも「似島学園」からも登れます。時間の合う方を選べばよいと思います。
楽しいフェリーの旅

似島港行きだとたった20分ですが、フェリーは楽しいものです。

船の中にはカーペットコーナーもあって、子どもたちは窓から外を眺めながらゴロゴロしてます。

おすすめはテラス(?)に出ること。風が気持ちいいし、船の先頭に立つと船長さんみたいな気持ちになれます。
中には地図とか、似島の歴史について書いてあるパンフレットもあって、そちらを読むのもよし。

意外と読んでいると飽きません。

到着!似島港

すぐに到着!あの島の頂上まで登るんだ。なんだか高そう・・・

生活で行き来している人たちが乗り降りします。

こちらがフェリーの待合室。ちなみにこちらに券売所はないので、広島港で往復券を買いましょう!(でも買わなくてもフェリーで現金払いもできます)
どんな島?

似島は山登りのほかに散策、ハイキング、釣り、サイクリングもできちゃうんです。「似島臨海少年自然の家」という市の研修施設があり、海水プールやキャンプ場もあります。ちなみにバウムクーヘン発祥の地ともされていて、ドイツ人捕虜が日本で初めて焼いたんだとか。
戦前から検疫所が設けられていて、外国人が多く滞在し、原爆の日には多くの負傷者が運ばれ、この地で命を落としたともいわれています。いろんな歴史がある島なんです。
登山ルート
そんな島の山登りの登山ルートは、いろいろあります。以下のマップをダウンロードして持っていくのがおすすめです。

公式HPより
似島港は西側。そこから北側にある安芸小富士を目指します。フェリーは北東にある似島学園前桟橋にもつくので、ここからも登れます。
ちなみに今回のルートはご覧の通り。
似島港→安芸小富士→似島臨海少年自然の家→海側をあるいて 似島学園桟橋へ

昭和感あふれる似島港
それにしても似島港の桟橋は雰囲気があります。

港の待合室は、こんなにちっちゃい。島を出る若者たちの数々の物語があったりして。

コーヒーハウスは雰囲気がありすぎます。色合いも「島」って感じ。沖縄とか「島」ってビビットな色の建物が似合う気がします。

そしてこちらは観光案内所。レンタルサイクルがありました。釣りや山登りや平和学習、マリンアクティビティの情報ももらえます。
山登ります

そんな観光案内所とは反対側、港を降りて左に歩くと「登山口」があります。
「あれっ?ここでいいのかな?」と迷ってしまうような感じですが、この広場を抜けるのが正解。

きちんと看板もあります。

10メートルおきぐらいに看板がある(笑)

建物がみんな雰囲気があるんですよね。でも空き家も多そう


郵便の車が走っていました。歩く人に遠慮した優しい走り方でした

看板がポイントポイントにあります

いよいよ登山口!史上最も登山口らしかぬ登山口かも

どんどん登って行きます。いきなり急角度。

すぐに海が見えて登山気分♪

ようやく土の地面になりました。

道はかなりきちんと整備されています。

ポイントごとに細かく看板があります。

道はほとんど階段があったんじゃないかと思いますが、けっこう崩れています。でも登りやすいですよ

なぜか竹林を発見

丁寧な看板

まあ、とにかく丁寧なんです。竹林はところどころ頭をかがめないと通れない道があります

土砂崩れがあったのかな?道が崩れている場所が!手を借りながら登ります

ちょっと登ると展望台がありました。入り口からは20分ほど。

早くも一休み。海に癒されます

だんだん茂みの道っぽくなってきました。登山靴の方が勿論ベターです

一瞬、迷うようなところは赤いヒモがついています。とにかく親切です

しばらく歩くと歩きやすいなだらかな尾根になってきました。

小富士と臨海公園との分かれ道。登山口から40分ほど。


ところどころ崩れている道はあります。でも足をかければ登れる程度。幼稚園児でも大丈夫でした

雨水が流れたであろう水路も。

安芸小富士と似島学園との分かれ道。
ここまでは登山口から45分ほど。

もう海と島が見放題です。

やっぱりちょっと崩れた個所が多くありますが、登れないほどではありません。

さっきついた似島港があんなに小さく。それにしても360度、ほぼ海が見えるというのは気持ちの良いものです

なにやら赤い鉄塔が!

山頂に到着!
無事、山頂に到着!ちびっ子つきでのんびりあるいて1時間5分ほどです。

この赤い塔は飛行機用の鉄塔のようです

北東側

井口、宮島方面

呉方面

どこを見ても海!素敵な頂上です

山頂はちょっと狭いです。先客がいると石には座れないので、小さなイスやシートを持ってくるのがおすすめです。


行き交うタンカーを見るのも楽しい時間。

ちなみにこちらは、南側の山。安芸小富士よりはだいぶ低く見えます。

下山します
相当だらだら歩いて30分ほどで臨海公園へ向かう分かれ道へ。

ロープ発見!この山登りで初めて山登りっぽい動きをしました。でもしっかり握ればちびっ子でも余裕で降りれます。


展望台に滑り台が!
あっというまに臨海公園そばの展望台へ。

と、なにやら青いものが・・・

滑り台です!高い!

スピード出そうですが、途中で平らな部分があるので大丈夫。ここがまっすぐだったらけっこう怖いかも

小さい公園になってました
似島臨海公園

広場やアスレチックや臨海少年自然の家がある公園。

アスレチックはなにげに楽しい。自然の家に泊まる子どもたちでにぎわいそう

グランドはサッカーができそうですね。多分合宿とかで使うのでは

海水プール

海水プールを発見!ここは夏には行ってみたいですね。広いです

↑塀の隙間からパシャリ
少年自然の家

キャンプ場に普通に泊まれる建物もあるようです。

三滝少年自然の家みたいな感じですよね。あそこもアスレチックがあって楽しい。
臨海少年自然の家から桟橋へ
短い島旅も最終章。海沿いをあるいて桟橋へ戻ります。

あちらこちらにネコがいるんです。かわいい!カキ打ち場や漁船もあります。

ちなみに海側には原爆関係かもしれませんが、福祉施設がありました。

似島は原爆被害を伝える役割のある島だと、あらためて感じます。慰霊碑もありましたよ。

海沿いを歩いていくと、似島学園桟橋につきました。

帰りの船
誰も待ってなくて心配になりましたが船の時刻が近づくと続々、バイクと車が集まってきました。さよなら似島。


まとめ
初心者の山登りにすっごくおすすめです。幼稚園児でも余裕で登れましたよ。中国山地の山登りと空気が全然違います。景色が常に最高で、登りなれていない人でも楽しめると思います。片道1時間ですから。
山頂はちょっと狭いので敷き布やイスは必携です。また風がちょっと冷たいので上着はしっかり持っていきましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。

