広島駅徒歩10分で登山口。二葉山までならば、「登山」の部分はほんの少し。標高はたった139m。たぶん広島で1番お手軽な登山が楽しめる二葉山登山を紹介します。
あるくのすけ
牛田山にも子連れで登りましたが、はるかに楽です。
2歳児と登る牛田山登山はコチラ↓
牛田山を「子連れ登山」2歳児と登った工夫と注意ポイント。写真多めでわかりやすく解説目次
出発地点は広島駅
出発地点はJR広島駅。北口です。最近、一気に再開発で景色が変わりましたよね。この駅から、ちょっと歩いたら登山ができるなんて信じられません。
目指すは「謎の仏塔」
駅のタクシープールからも見えます。赤丸のところ、わかるでしょうか。謎の仏塔が!
今回はここまでを幼稚園児と目指します。
広島駅北口から東照宮へ
駅の北口を出て、2階のコンコースを通って、広島テレビの横を北側に曲がります。
このあたりは「二葉の里 歴史の散歩道」と呼ばれていて、多くある神社をつなぐ道沿いに、こうした看板があるようです。
広島県の歯科医師会館の西側を通って、右に曲がります。
すぐ左側には工事中の広島高速5号線のトンネルがあります。
広島東照宮に到着
徳川家康の霊を祭る神社。浅野2代藩主光慶が慶安元年(1648年)に造営。原爆で本殿・拝殿は焼失しました。
階段を登るとこの景色。広島駅北口って、本当に変わりましたね。
広島駅北口から10分ほどです。
厳かな雰囲気です。
ここで行き止まり?かと思いきや、横を通ると・・・
外に出て、さらに左に・・・
お!山登りっぽい階段がありました。
そして登山道の看板が登場!ようやく登山開始!?
赤い鳥居が!
鳥居を抜けると・・・そこにあるのは金光稲荷神社。
商売繁盛、家内安全など諸願成就の大神としてまつられています。
最初の鳥居から宮奥まで鳥居が連なり8分ほど。
あるくのすけ
基本的にちゃんと階段が整備されています。が、ところどころ階段は崩れていて鉄棒が露出したりしているのでご注意を。
ところどころ山道になってきました。登山といえば、登山ぽくも見えます。
なんとなく道の雰囲気がわかるでしょうか。
4歳児はズンズンのぼります。
ここが宮奥でしょうか。
太陽の岩(おそらく)
そして大きな岩に到着。地図によると太陽の岩だと思います。
東照宮の入り口から30分ほど。相当ノロノロ歩いてますが。
下にいるのはお稲荷さん。お稲荷さんは神の使いだそうです。
ここからの眺めも良好。
岩登りの道
太陽の岩の横は岩場となっています。転ばないように注意。
岩の上からの景色はコチラ。
ようやく林の中に入り、山登りっぽくなってきました。
何かあると思ったら「高射機銃陣地跡」だそうです。第2次世界大戦中に二葉山にはこうした陣地や兵舎があったそうです。原爆で全壊しましたが陣地の石垣はまだ残っています。
ようやく山登りに
クリの木やクスノキが続く林を登っていきます。
すると奥に階段が!
仏塔に到着!
相当ノロノロ登って、太陽の岩から10分ほどです。短い登山でした。
頭の周りにはちゃんと手すりがついた展望スペースが。
海側は似島、呉側は灰が峰まで見渡せます。絶景です。
それにしてもビルが増えましたね。
現在地はコチラ。広島駅から、本当に近い。
「二葉山平和塔」というそうです
この謎の塔ですが、二葉山平和塔という由緒正しい塔でした。謎の塔なんて言ってすいません。
世界の恒久平和を祈って、原爆の犠牲者の冥福を祈るために1966年に建立されました。塔内にはインドのネール首相から贈られたシャカの仏舎利一粒、モンゴル仏教徒より贈られた一粒が納められているそうです。さらに県民市民の平和の願いを込めた祈念石が数万個収納されているそうです。
意外と普通の公園が
頂上には普通の公園がありました。車でここまで来れることもあり、普通にお墓参りの終わりに立ち寄る人たちもいました。
ジョギングの途中の人が一休みする姿もありましたよ。
トイレもあり
簡易的ですがトイレもありました。これも子連れにはポイント高いですね。
登山はさらに続きます
二葉山は、広島エキキタ登山のほんの入り口。
尾長山(186.7m)、牛田山(261.1m)、神田山(178.7m)、見立山(118.2m)と100~200mぐらいのなだらかな山が続きます。
ハイキングコースに全体像が載っています。
とは言え、幼稚園児のミニ登山はここで終了。
こんな感じの普通の道路を下って、そのまま住宅街を通って広島駅まで戻りました。
まとめ
登山と言えないほどに短い登山。
広島駅~東照宮 10分
東照宮~太陽の岩 30分
太陽の岩~平和塔 10分
相当ノロノロと登って、これです。
帰りは、来たところを戻らずに、住宅街を通り抜けて駅まで30分弱でしょうか。
すぐに普通の道に出られるし、人も通るから安心。
広島駅から歩いてすぐのところに、こんな山があるなんて。もっと有名になってもいいような気もします。
子供たちの初登山(?)におすすめです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。